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読売新聞社代表取締役名誉会長・日本テレビ放送網取締役会長の故小林興三次(よそじ)氏の葬儀・告別式が2000年2月4日、東京・九段下の日本武道館にて、読売新聞社・日本テレビ放送網合同葬として行われた。

葬儀には小渕首相や河野外相ら11人の閣僚、中曽根元首相ら6人の首相経験者をはじめ平岩経団連名誉会長、ウーベ・スケナー独大使、川上元巨人軍監督など、政・財・官界および、マスコミ・文化人など各界の著名人が約4,500人参列したことから、警備は厳重を極めた。一般会葬者も相当数訪れることを予想し、来賓と一般との受付・出入口を分け、場内での動線も細かく設定した。

受付や会場内の案内に立ったのは読売新聞社・日本テレビ社員が300人、スタッフが180人、さらに警備員を含め、総勢650人に及ぶ。

ステージに設けられた祭壇は、故人の生前の志の高さや多大な功績を未来へつなぐ意味を込め、壮大な山をイメージしたもの。遺影とともに天皇陛下から贈られた銀杯をはじめ、勲一等旭日大綬章(94年受賞)、フランスのレジオン・ドヌール勲章コマンドゥール章など内外の勲章が並べられた。

式のはじめに全員による黙祷、故人のありし日を振り返るメモリアルビデオが上映され、葬儀委員長の渡辺恒雄読売新聞社社長の式辞に続いて鈴木元東京都知事と、作家の増野綾子さんが弔辞に立った。このあと、読売日本交響楽団による「弦楽のためのアダージョ」(バーバー作)が献奏された。この献奏はビデオ上映されたが、当日は同楽団がヨーロッパ遠征のスケジュールと重なるため、事前に演奏・収録されたものである。

献奏に続いて、氏家斉一郎日本テレビ放送網社長がお礼のあいさつを述べ、最後に遺族、来賓らの献花が行われて葬儀は終了。引き続き告別式に移り、一般会葬者が遺影を前に献花を捧げた。


 
1999年12月30日逝去された故小林興三次氏の密葬は2000年1月4〜5日に行われ、東海地方の各界から、4日、名古屋市中区栄1丁目の中部本社に弔問が相次いだ。本社正面玄関西側に飾られた(左上の写真)遙拝の祭壇に、弔問客は次々と献花し、哀悼の意を表した。
 
2000年2月4日日本武道館にて行われた本葬の日、東海地方の各界から中部本社に、飾られた祭壇に献花をし、哀悼の意を表した。